ハルヴァ Χαλβας

すっかりご無沙汰している間にギリシャの総選挙も実施されました。
1月の総選挙、6月の国民投票、9月の総選挙と10カ月の間に3回も大きな投票があるのはやっぱり不安定な状況を示しています。国民投票の投票率は62.5%、9月の選挙は56.57%と下がる一方。ギリシャ国民も一体何がどうなってるんだか、と言った戸惑いを持ってるのが覗えます。

まだ銀行預金の引出規制も続いているとのこと。1週間の限度額は420€だとか。普通に生活する分には問題ない金額ですが、何かまとまったお金が必要な場合は困りますよね。
選挙を3度もやればお金も相当かかりそうなのでその分、他に回せないものか、と素人は考えますが…。

こんな状況に日本人だったらどう反応するでしょうか。まずは引き出せるだけ預金を引き出し、タンス預金かな?海外に投資?不動産を買う?とにかく持金を出来るだけその価値のまま維持するのでしょうか?私はファイナンスには疎いし、お金も無いのでどうやって生活するかに勤しむことになります。
ギリシャ人はこの際だから大きなものを買ってしまえ、とか行きたかった所へ行っておこうとか考えるみたいです。で、この10月にもギリシャからお客さん。

気の良いギリシャ人ですから、ギリシャから何か欲しい?と訊いてきます。日本に来るだけでも大変なんだから何もいらないよ、と言っても嵩のあるものをお土産にしたがる傾向があり、申し訳なく思います。
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あるギリシャ人はこんなコンパクトなお土産をくれました。ハルヴァスという伝統的なお菓子。大きさは袋入りキットカットぐらいで、皆に配るお土産にはちょうど良さそう。
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ハルヴァスは中東で見られるお菓子。長いトルコの支配を感じさせます。小麦粉などのでんぷんと油、ナッツ、ゴマ等を混ぜて固めたお菓子。落雁に似ていてお口に入れるとサクサク、ちょっと繊維がある感じ、で甘くて少しべとつく不思議なお菓子。食べた後は歯にくっつく。昔、こんなお菓子を日本でも食べた気がする懐かしくて珍しいお菓子です。
このハルヴァスは北ギリシャ、マケドニアのハルヴァスと書いてあります。地方によって違うのかな?

政治的には暴風雨の中で右に左に舵をきっているように見えるギリシャですが、お菓子など日常的なものは今日のギリシャを作る歴史の中で時間をかけて作られ、これからもゆっくりと変わっていくのでしょう。伝統ってこんなものなんでしょうね。
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by kranaA | 2015-10-04 20:50 | 食べるもの | Trackback | Comments(0)
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