ブズキ

日本も異常気象ならヨーロッパも異常気象、ギリシャもいつものような夏ではないと友達が嘆いています。湿度が高くて、風が強いので海が汚いそうです。
ギリシャ人が夏に寄せる思いは並大抵ではない気がします。大体、夏はギリシャ語でカロケイリで「良い季節」の意味ですものね。

結婚式について書いた時に、一晩中生演奏で踊りが続いたことも書きましたが、ギリシャの音楽に欠かせない楽器がブズキです。
この生バンドはクレタリラ、ブズキ、ギター、バイオリンで構成されていました。
d0042214_22241363.jpgクレタ島であった男の子の何人かはブズキを練習していて、このバンドでもブズキ奏者が休みたい時に代わって演奏していました。
その途中、ラキ(ブドウの蒸留酒)を演奏しながら一気飲みさせられるのを、笑って受ける元少年の姿を見て大人の仲間入りしたんだなぁ、と感じました。
上半身を動かさずにステップ中心で踊る彼らの姿も、足がひょろっと長くて大人になる一歩手前のアンバランスな時期がそのまま形になっているようでした。
ギリシャの子供は夏に成長する、と実感したひと時です。

このブズキもどきは、プラカの土産物屋で知人が買ってきました。オルゴールになってます。曲はお約束とも言うべき「日曜はダメよ」。
本物のブズキは8弦ですから、かなり省略した作りですね。

クレタ島南岸の港町、イエラペトラのバーで初めて近くでブズキを見ました。
一緒に行った子に「弦は何本?」と聞いたら、「8本」と教えてくれました。
出てきた楽器は2本の弦が一組で張ってあるので、4本に見えてしまい、一体いつブズキが出てくるんだろうってしばらく考えてたものです。
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