ギリシャの切手 その7

d0042214_028720.jpg昨年もオーヒデーのことを書きましたが、10月28日はギリシャの第2次世界大戦でイタリアの戦略的要求に「NO Οχι オーヒ」と言った記念日です。
これらの切手は第2次世界大戦でのギリシャの各地の抵抗運動の様子を描いたものです。

ギリシャ人のレジスタンス運動は烈しく、独伊の戦略に大きく狂いを生じさせた原因なったと分析されています。



d0042214_0283834.jpgオーヒデー直後のムッソリーニの書簡では、最初のイタリア侵攻に対するギリシャの反攻やアルバニアの反乱により思うような成果を得られなかったことが書かれています。もっとも、まだまだこれからだと鼻息が荒いのですが。
ヒトラーは、イタリアのギリシャ侵攻が時期尚早だったと考えていたようです。
地中海世界でことを起こすのはバルカン半島の足固めがある程度済み、スペインを枢軸側に引き入れて参戦させた後にして、地中海封鎖を可能にし、すでに駐留していたイギリス軍を一気に壊滅したかったようです。
最終的にはイタリアは地中海制圧に失敗し、ドイツはロシア侵攻で辛酸をなめ、撤退を余儀なくされました。

どんな結果であれ、戦地となった諸国に残された深い傷跡を思うと、戦争がもたらすものは不幸でしかないと思います。物質的な苦労、生命の危険に常にさらされている恐怖はもとより、他人を信じることを是とできない、そんな日々を強いられるのは、非人間的な生き方を強制されることだと私は考えます。

d0042214_029382.jpgクレタ島の東寄り中央部で、一つの村が丸ごとドイツ軍の犠牲になったことを悼むモニュメントを見ました。
他にもこうした村がいくつもあるそうです。

現在、大量のドイツ人がクレタ島をバカンスの地として訪れています。こうした人間の行き来が普通に出来る世界でありますように。
[PR]