ギリシャ語のジュニア小説 その3

しつこくて恐縮ですが、感想文の続きです。
この本のテーマは思春期の女の子の友情と成長(かな?)。
成績が良くて正義感に溢れる14歳の主人公ダフニは、容姿に自信がなくて慎重派。
引越しで新しい環境で知り合ったもう一人の主人公アンゲリキは、スタイリッシュでずけずけと物を言うけどお勉強はいまいち、と言うかいまさんぐらい。
そんな二人が知り合って、共に成長していく一年間を中心に話が展開されていきます。

ストーリー自体はありきたりな感じがしますが、二人の心や会話の描写が多く彼女達の考え方、生活がきちんと伝わってくるのが面白かったです。
眉を抜くのに親の許可がいるとか、お小遣いの貰い方、教師の権限、試験の方法などなど…d0042214_23241100.jpg

私の出会ったギリシャの女の子は、日本の同世代の女の子より大人びて見えました。
でもこの物語に描かれる彼女達の将来への不安、友人関係の悩み、大人への不満、好きな人に対する恥じらいの気持ちは何ら変わるところがありませんでした。
かえって古風な感じがしたぐらい。
私の思春期は相当昔に通り過ぎていますが、感情移入しまくりました。

このページは私が大笑いしてしまった部分。
アンゲリキは勉強に関してずっとお母さんともめていました。
友人の励ましで勉強する目的を見つけたアンゲリキの2学期の成績は急上昇。
その時の会話です。
「うちのママってば、戸惑ってるの。あなたが手伝ったと思い込んでる。びっくりしないでよ、いつか家に来たときに、あなたの銅像に会っても!!」

残念、私の訳では面白さが伝わらないですね。
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