ギリシャ語のジュニア小説 その3

しつこくて恐縮ですが、感想文の続きです。
この本のテーマは思春期の女の子の友情と成長(かな?)。
成績が良くて正義感に溢れる14歳の主人公ダフニは、容姿に自信がなくて慎重派。
引越しで新しい環境で知り合ったもう一人の主人公アンゲリキは、スタイリッシュでずけずけと物を言うけどお勉強はいまいち、と言うかいまさんぐらい。
そんな二人が知り合って、共に成長していく一年間を中心に話が展開されていきます。

ストーリー自体はありきたりな感じがしますが、二人の心や会話の描写が多く彼女達の考え方、生活がきちんと伝わってくるのが面白かったです。
眉を抜くのに親の許可がいるとか、お小遣いの貰い方、教師の権限、試験の方法などなど…d0042214_23241100.jpg

私の出会ったギリシャの女の子は、日本の同世代の女の子より大人びて見えました。
でもこの物語に描かれる彼女達の将来への不安、友人関係の悩み、大人への不満、好きな人に対する恥じらいの気持ちは何ら変わるところがありませんでした。
かえって古風な感じがしたぐらい。
私の思春期は相当昔に通り過ぎていますが、感情移入しまくりました。

このページは私が大笑いしてしまった部分。
アンゲリキは勉強に関してずっとお母さんともめていました。
友人の励ましで勉強する目的を見つけたアンゲリキの2学期の成績は急上昇。
その時の会話です。
「うちのママってば、戸惑ってるの。あなたが手伝ったと思い込んでる。びっくりしないでよ、いつか家に来たときに、あなたの銅像に会っても!!」

残念、私の訳では面白さが伝わらないですね。
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by kranaA | 2007-04-13 23:28 | 読むもの | Comments(6)
Commented by marri at 2007-04-15 23:31 x
洋の東西を問わず乙女の持つ感情は同じって事なんですね?そう思います。
育って行く行程でみんな似たり寄ったりの成長期を迎えるもんなんですよね^^ ただ・・・今思うに起伏の感情の激しい思春期で、凄く親に反抗的で有った様に思い出されます。私は(今では考えられないですが)とっても暗くて孤独が好きな性格です。今も一人行動が多いのはその頃の名残なのかもしれません。結婚して子供を生むまでの私は内向的で社交性の乏しい人間だった様に思います。今はその反動でしょうか?随分変われるものですね^^;;
Commented by kranaA at 2007-04-15 23:45
現在のmarriさんのブログを読んでいると、びっくりです。でも自分の中に目を向けたり、孤独を知る時期があったから、今のように人との出会いを大切に出来るようになられたのでしょうね。
ついつい、人との距離を測ってしまう私には憧れの存在です!!!
ちゃんとした思春期を送らないと、ちゃんとした大人になれないって、彼女たちの物語を読んで思いました。未だに反抗期の私には痛い言葉がたくさんありました^^;;
Commented by fracoco at 2007-04-16 19:12 x
すぐれた児童文学っていくつになっても良いものですね。
子供にも気苦労があるし、大人だって完璧じゃない、
ということに、あらためて思い至ります。
昨日読んだ「ラモーナとおかあさん」がとてもよかったので、
また何か児童文学を読もうかな・・と思っています。
Commented by kranaA at 2007-04-16 23:19
fracocoさん、いつも素敵な本を紹介してくれてありがとう!!
この物語の主人公達の会話にも人生に対する姿勢を教えられる部分がたくさんありました。とてもタフな主人公達ですよ。
私は気苦労の多い子供だったので、子供のための本を読むと、自分が言えなかった訳の分からない不安などを解き明かしてくれる気がします。
私には効果的なセラピーになってるみたい。
Commented by lemonodasos at 2007-04-17 04:51
わたしはギリシャ語で読めるの地名と年代だけです。
わたしは普段は家にいるので、どこにも出かけず人ともあまりしゃべらずに、単に遺跡を歩いています。アテネ市内だけですが、、、。
今は風邪を引いたので家にいます。ギリシャ語を調べるのは難しいですね。
Commented by kranaA at 2007-04-17 22:34
lemonodasosさん、お風邪ですか?περαστικα。
ギリシャ語は変化が激しくて、辞書を引くのも原形が分からず苦労します。
私は英語が苦手ですが、下手な英語より、もっと下手なギリシャ語のほうが受けがいいのと、苦労しないで英語をしゃべるギリシャ人が癪に障るのでギリシャ語を勉強しています。
でもどんなに頑張っても、何も考えないで30フレーズぐらい出てくる彼らの口には永遠に敵わないと思うと無駄な努力のような気がします。