ギリシャの教科書 その2

先日、書いたギリシャの小学校の教科書の中に歴史の教科書もありました。
歴史といっても古代史のみを扱っています。
ドーリス人の南下に始まり、ローマ時代まで。
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さすが、歴史的にかなり早い時期から文字資料が残っている国ですね。
各章には、関連した古代の文献等からの引用(例えばトゥキディーデスとかヘシオドスから)が入っています。

小学校4年生向けなのですが、かなり中身が濃そう…。
先生、全部、教え切れるのかな…なんて余計な心配も。

一緒にいただいたドリル、やってみようかな、なんて軽い気持ちで開くと
これがまた…。
教科書に添った質問もあるのですが、自分で答えを作らなくてはならないものが多いんです。d0042214_23541069.jpg
例えば第1章の「ドーリス人の南下」の章ですが
2問目、「現代でも人類は危険があったり、より良い生活のためにそれまでの地域を離れることがあります。他にどんな理由で、今日の人々が新しい祖国を求めなくてはならないと思いますか?」
考えましたよ~一生懸命。
でも私なんぞが思いつくのは、結局、危険を避けるためか、もっと良い生活を求めてに入っちゃうんです。
きっと授業で先生がこういうテーマで話し合わせて、子供だから思いつくままに言い合う中で、そういう見方もあるのかと、視野が広がっていくんでしょうね。

早い時期から自分の意見をきちんと言えるように、と言う教育の姿勢が伝わってきます。
国語(ギリシャ語リーダー)の教科書でも、それぞれのお話の後に
関連したテーマでお話を作ってみよう、とか、登場人物のAとBの立場に分かれて
この続きを演じてみよう、など、かなり創造性を重視している内容になっています。
実際に、どこまで実践されているかは別にしても、
人と違う答えを出すことを恐れる必要はないと教えてくれているようです。
遅ればせながら私も能トレ兼ねて、挑戦してみようかな。
おっと、その前に本文を読まないと…。
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