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随分前から書きたかったんですが、なかなか写真が撮れなくて放っておいたテーマです。
ヨーロッパでは良く見かけることですが、日本人にはあまり慣れない風景。電車の中の自転車。
アテネはアップダウンも多いし、車も多いし、歩道は駐車車両で一杯だし、と自転車には非常に不向きに思えます。もちろん自転車で遊ぶ子供もいますが、交通手段としての自転車を良く見かけるようになったのはこの7、8年のこと。多くはタイヤの太いスポーツタイプ。
もちろん折りたたみなんぞではありません。ところがこれ、アテネ市内を走る地下鉄に乗せられるんですね。路線によって違いがあるかもしれませんが、ピレウスからキフィシアを結ぶ古い路線では一番後ろ(もしくは前)の車両のドアに自転車マークが貼ってあってそこに乗せても良いようです。
アテネの地下鉄にもエレベーターがあるんですが、動かなかったり、自転車の入る大きさじゃなかったり、ということでエスカレーターで自転車を運ぶ人も良く見かけます。
周囲の人が動じてないのでとても普通なんでしょうね。

日本ではどうなんだろう、とある私鉄の駅で聞いてみました。持込み荷物は重量は30㎏まで、長さは2mまでという制限はあるそうです。ですが、自転車について明確な規定はなく、折りたたみで袋に入れたものなら可、通常の自転車はうーん、とのことでした。東京周辺の電車事情を考えると、自転車を乗せることなんて想像もしませんからね。

シンタグマ広場からモナスティラキ広場に向かう途中で見たこれは芸術?それとも駐輪?
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選挙が終わって1カ月、ギリシャ経済はますます混迷を深めていくようです。
現政権を取ったSYRIZAは財政危機を政治的問題としてEUと話し合い、EUが決めた緊縮政策を一旦破棄し、新たな政策を求めると公約していました。が、EUはあくまでも経済的問題であり現在の緊縮政策を続けることを主張し、夏まで続けることとなりました。
SYRIZAは単独では政権を取ることが出来ず、Ανεξάρτητοι Έλληνες (ΑΝ.ΕΛ. アネクサルティティ・エリネス 独立ギリシャ人 Independent Greek) と連合しました。SYRIZAが急進左派なのに対し、ΑΝ.ΕΛ.は名前の示す通り、右翼に近い保守。双方の主張は緊縮政策の破棄以外は全く相対するものでした。

ギリシャでは復活祭を迎える前に様々な節句があります。現在は、先週の月曜日、メガリ・デフテーラから復活祭を迎えるまでの40日間を意味するメガリ・サラコスティの期間です。本来なら三寒四温の中、春への期待で一杯の時期ですが、ギリシャの人はEUの反応やチプラス首相の発言、ΑΝ.ΕΛ.のカメノス党首の動きに一喜一憂させられています。
ギリシャ経済相ヴァルファキス氏が緊縮政策の見直しの申請のためのEUとの対話を始めてからEU議会の4カ月延長の結論が出るまでの2週間の間でギリシャではユーロ離脱の不安から200億ユーロの預金の引き出しがあったと言われています。2014年のギリシャGDP(国内総生産)が2兆400億円だったことを考えると人々の不安感、不信感が伺えると思います。

実際にはそんなギリシャで人々はどんな風に日々を過ごしているのでしょう?
参考になるかどうかは分かりませんが、今年、私がお土産にいただいた物の中にこんなハンドメイドのものが幾つかありました。
プラスチックのボウルに飾りをつけたキャンドルホルダー。
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不織布で作ったブローチ。
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障害のある芸術家の方が木切れに絵を描いた飾り。
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ギリシャの人は贈り物をする時、大きいほど良く、見栄えを大事にします。よほど気心の知れた人でなければこうしたハンドメイドや再生品を贈り物にするのは恥ずかしいことだと感じる人も多いようです。
そんな人々にいただいた品々は、経済的な困難を抱えながら少しでも贈り物をしたいと言う友人たちの気持ちが伝わってきて嬉しくてたまらないのと同時に切なさも感じます。

もともと娘が生れると同時に娘が結婚した時の新生活のために十分以上の生活用品(テーブルクロスやクッションカバー、ベッドカバーなどなど)を手作りで準備し始める習慣のあるギリシャ。大量生産品にないオリジナリティと温もりの価値が見直され、お金をかけることも時間をかけることも同じように豊かなことだと考えられる新しい時代が近付いているに違いありません。
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