アテネのカフェ
さてここ数日、色々な友人とお茶をする機会が続きました。シンタグマ周辺の地域には新しいカフェ/バーが続々と出来ています。
一つのムーブメントは懐古的情緒の漂うお店が増えていること。
モナスティラキのNormanouという小さな通りは骨董屋さんが並んでいます。その中に昔、ギリシャでは有名な古い映画の撮影場所となった家があります。今、そこはギャラリー兼カフェとなっています。TAF(The Art Foundation)中庭を囲んだ部屋はアーティストたちの作品発表の場として提供され、その中庭にテントの屋根を張った戸外と室内が融合した空間になっています。

同じように戸外と室内の中間のようなお店がこちら。右と左は別のお店だったのでしょうが、その間の通路も含めて一つのお店になっています。吹き抜けだった場所に天井が張られ、明るい居心地の良い空間が作られています。

最後にケンドロからは離れますが、昨年も行った私の友人の息子がやっているAdeste。昨年はBarタイムに行きましたが、今年は少し早めの時間にお茶をいただきに行きました。

こちらは地下がアート&イベントスペースになっています。


トイレの手を洗う場所もこんなしつらえになっていました。

新しいけど古いお店。流行に乗っているのだけどとんがっていなくて、安心して入れる感じのお店たちが増えているのが嬉しいです。どのお店でも若い人からお年寄りまでくつろいでいるのが見られました。
お茶しよう=おしゃべりしよう、だと思いますが、ギリシャ人の場合、カプチーノ一杯3ユーロで3時間は語り合います。回転率はどうなんだろう、と心配になってしまうのは効率的なことを求める国から来た人間だけでしょうか。