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ギリシャ語のジュニア小説 その4

4月末に書いたギリシャ語の本読み終わりました。
感想は置いといて、ギリシャ語について思ったことを少々。
以前、大学の外国語コースに進むこと予定の子に、単語の意味を訊きました。
「ギリシャ語の単語にはたくさんの意味があって、一言で言えない」と彼女は答えました。
確かに日本で出版されたギリシャ語辞書を見ていると、たくさんの意味が出ている単語が多く感じます。それも本来の意味から類推されるものばかりではなく、逆の意味だったり、まるで違う意味だったりすることもあります。
きっと良く考えれば日本語でもありうることなのでしょうが…。
本を読んでいて、文脈にぴったり当てはまる訳語がない時が多く、本来の意味から感覚的に把握するのが今の私の力では精一杯です。
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この前ギリシャに行った時、中学生の女の子に私の単語帳に私がその時聞いた言葉を書いてもらいました。
彼女は、私の書いたページを見て「えっ、×××(ギリシャ語の単語)にはこんなに意味があるの!!!???」って驚いていました。
こっちの方が、「これだけの意味をどんな風にこの一つの単語で理解してるの!!!!????」って驚いてしまいましたが。
感覚的に把握すると言いましたが、そんなことを繰り返していると確かに日本語には訳出できなくても、1,2度、ああこんな感じ、と一つの意味合いにまとまるのを感じることが出来ました。
しかし、もっとスムーズに読めるようになるには一体何冊読めばいいのか…。

写真はこの本と一緒に送られてきたおまけの栞です。
トラの絵が描いてあるものには「1学年で8冊の本」と書かれています。
何だと、1学年で8冊しか読まない!?それでギリシャ語を理解できるなんて何とも羨ましい。当たり前?

この年齢になっても努力すれば多少は身に付くことも学びました。相当の努力と継続を要すものの…。